Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

環境教育常任委員会 その2 <質疑と採決 前半>

1時間半以上の委員(議員)と理事者(教育委員会)の質疑と説明。

要約してお伝えします。

なお、請願の趣旨については、こちらを参考にしてください。



松前委員 (請願の趣旨の『日光市内7,500世帯のうち5,500世帯、総数の73%が除染対象となっている』の部分を指して)日光市の人口から考えて、7,500世帯は少ないと思えるが。

課 長  日光の世帯数は36,400。除染対象の18歳以下の子どもがいる世帯が7,622というのは確認している。
因みに、除染対象数値0.23μ㏜/h以上の世帯数は、36,400世帯中9,600世帯で全体の約26%。
18歳以下の子どもがいる世帯で、7622世帯中1600世帯で約20%。

松前委員 ありがとうございました。

(数字が間違ってるのか~との声がもれました)

名切文梨 除染対象地は私有地。よって、国の予算で除染の希望を申し出ている世帯が1600世帯なのでは。

課 長  ご指摘の通り。除染を希望しなかった世帯もあるという読み方ができる。

(請願者の数字は間違っていません。)




松前委員 電離放射性障害防止規則云々とこう書いてあるが、これはどういった法律なのか。

課 長  労働安全衛生法及びその施行令に定められているところの規則。1泊2日の修学旅行には該当しないと認識している。労働契約における使用者が、労働者に対してなすべき義務。イメージとしては、例えば病院のレントゲン室のような区域のイメージ。

松前委員 子供たちのほうには該当する法律ではないということで、良く分かった。

名切文梨 日本には、原発事故が起こったときを想定した法律がない。法律を作らなかった。クリーンなエネルギーというイメージが損なわれるから。請願者は、目安として規則を参考にしている。労働者の安全を担保するため、労働者は、危険手当をもらった上で、この規則が作られているので、子どもが行くところは、この規則の数値以下であるべきでは。

課 長  この法律が今回の修学旅行の実施に対して適応されるかどうか、と言うと適応されないと考えている。
例えば現地が日光方面が甚だ高い放射線の数値を示している等のデータがあったら、また考えるところであるが、今現在、小学校の見学コースについては本市の0.19μSv/hを下回っているので、特に問題とは捉えていない。

名切文梨 日光市はホットスポットと言われるところを測ってHPで公開している。日光駅から徒歩3分の日光体育館の線量が27.7μSv/h、それを除染をして0.53~0.29μSv/hになったというのが、去年の12月現在の話。その後の記録と言うのが、HPで確認することができなかったが、去年の12月現在ではまだこれだけの汚染があった。ここから今回泊まるホテルと言うのはだいたい歩いて15分。空間線量しか測っていないので、もしホットスポットがあっても、発見できていない。日光体育館は公共の施設なので日光市が調べて27μSv/hが見つかったけれど、ホテルにホットスポットがまったく無いということはないと思うが、その辺のご見解は。

課 長  ホットスポットのところまでは、実は測ってないが、子供たちが立ち入る、移動するというところからデータを求めているので、修学旅行の実施に際しては大きな問題を感じていない。

名切文梨 私もこの間、華厳の滝に行ってきた。日光市が測り公表している数値は0.08μSv/h、校長会は0.1μSv/h。しかし、子どもたちが好んで歩きそうな道の端の少し(10cmほど)高い所を測ると0.4μSv/hあった。5台の線量計を並べて0.4。(5台の中には、厚木市が市民に貸し出している機種と、清川村が住民に貸し出している機種と同じものもあり)。
子どもはもちろん公衆トイレにも行くし、道もまっすぐ歩きなさいよと言っても、高いところに上りたがる。子たちたちが自由に歩けないような、真ん中のアスファルトの除染をしているところのみを歩きなさいと注意事項を出さなければならない修学旅行が、健全な修学旅行という判断をしているのか。

課 長  一般論として、線量計の種類によって出る数値に差があると認識している。測定器の性能、測定の仕方、測定のポイント・高さ、それぞれその状況によって微妙に違う。いくつかのデータをもとに判断をする必要があると思っている。
また、子どもたちが、道の真ん中を歩く、端を歩くところまでは、正直なかなか指導ができないと思っている。




名切文梨  今回子供たちが泊まる旅館は、栃木地場食材にこだわっているとの紹介がある。
日光市のヒメマスの数値は、4月20日は170bq/kgのセシウム、国の基準を上回っている
最近だとイワナ7月28日、250bq/kg。
チチタケ31,000bq/kg、これは今のところ福島でも発見されていない最高の数値の食材。
そのほかにも、山菜やタケノコ等も高い数値。
子どもたちが旅館に泊まったときの食事は把握しているか。

課 長  求めれば、関西方面からの食材を取って調理をするということまで約束ができている宿もあると聞いている。

(旅行先の食材を避ける不自然な修学旅行。)




沼田委員   コースは0.19μSv/h以下だから大丈夫と設定しているが、名切委員が言う心配は、このコースの中では考えられないのか。場所によってはあるかもしれないというくらいの調査はしているのか。

課 長  幹線道路については、実は、一部、除染対象地域を通る。
バスでおよそ20分ぐらい通過するが、窓を閉めた状態で、専門家に安全確認をしている。
ひとつは独立行政法人放射線医学総合研究所で、何の問題もないという回答。
松蔭大学の瀧口教授は、微量なので体への影響はないと考えて良いという回答をいただいている。

(専門家への安全確認については、独立行政法人放射線医学総合研究所の意見の信ぴょう性や教授が示されたニュアンスの違いについて、議会最終日の討論で指摘しました。)




川口委員  各学校で、保護者の不安の声が実際に上がっているのか。

課 長  ひとつふたつ、個人的に質問されている保護者もあると聞いているが、管理職を中心に丁寧に説明をし、ご理解をいただくということを繰り返しやってきたと聞いている。

(理解をいただいているという事実はなく、子どものいじめ問題にまで発展している事を、議会最終日の討論で指摘しました。)




川口委員  伊勢原市の行き先変更の理由は、放射能の関係か。

課 長  伊勢原市の方に直接問い合わせをした。経過としては放射線の話より前に余震の関係への不安が大きかったと聞いている。

川口委員  変更した理由があくまでも放射能が理由なのか、様々な理由を元に変更したとこもあるだろうし、ちょっと分からない。

教育委員会  (大きくうなずく)

名切文梨  委員長に資料配布の許可の申し出。

委員長  許可。

名切文梨  配布した資料は、今年の2月22日に伊勢原市の教育委員会へ問い合わせをした返信のFAXのコピー。
「伊勢原市において、東日本大震災による福島第一原子力発電所 放射性物質漏洩事故の影響で、放射線の高い数値が観測されたことにより、修学旅行の行き先を変更した小学校について」との私の問いに「ある」と答えたのが7校とある。
更に、変更理由として、「日光方面の余震、その後の原発事故による放射線被曝の心配について見通しが持てなかったため、より安全で安心できる方法を選択した」という回答が明記してある。
先ほどの課長の説明は、、伊勢原市が変更した理由が、放射線というよりも余震が心配だというふうなものだった。
課長が伊勢原の教育委員会からいただいた資料があったらいただきたいというのと、この違いについてのご見解は。

委員長  申し訳ありません。先ほど私が空間放射線の影響ではなく余震というような発言はしていないと認識している。もちろん空間放射線量のこともあるが、その前に余震に対する不安がというようなことで、伊勢原から聞いている。




川口委員  伊勢原以外の市町村については?

課 長  伊勢原市を含め、県内776小学校のうち9校が今年度は日光から変更。
全体で約1.2%程度の学校。

(室内には、「たったそれだけしかないのか~」との声がもれる)

名切文梨  776校中9校が変更したということだが、元々日光に行かないという小学校はいくつか把握しているか。

課 長  68校が元々日光を選んでいない。

名切文梨  と言うことは、68校+9校、つまり県内では77校が日光に行かないということで確認できた。

(教育委員会はもっている資料をすべて紹介するわけではない。都合の良い数字のみ説明することが確認できました。)




川口委員  教育委員会として、各学校に修学旅行先をここにしなさいとか、そういう強制的なことができるのか、できないのか。

課 長  地方教育行政法 組織及び運営に関する法律の23条と33条に、教育委員会として行う職務と学校にゆだねる部分と言うのが明記されていて、組織編成や教育課程、教材の取り扱いなどについては、教育委員会の方で管理運営規則を定めつつ、学校にその裁量を持たせるとなっているので、修学旅行も教育課程編成の1つということで、教育委員会が学校に対して指示をすると言う対象のものにはなっていない。

(今回の請願は、厚木市議会に出されたものとの指摘を、議会最終日の討論でしました。)




泉委員  日光以外の予備案はあったのか。

課 長  学校によっては複数案をもってきめていることが前提であろうかと思う。
明確なデータは持っていない。



名切文梨  8月28日の教育委員会定例会を傍聴した際、教育長は、事前アンケートをし、校長の責任の下で決定すると明言されました。アンケートの実施状況は。

課 長  10月に実施する学校2校のみ。

名切文梨  市内のある学校で、保護者数人が不安を校長に訴えたら、その場で校長先生はアンケートを取ると言うことを約束をした。しかし、いまだに行われていない。時期を逸したという答えをされている校長先生がいらっしゃる。
また、他の校長先生はアンケートを取ってしまうと、その声にこたえなければならないと保護者へ説明している。
教育委員会は把握しているか。
どのような指導助言すべきか。

課 長  詳細についてはつかんでいない。
ただ、学校としては例えば一人、数名の不安を訴える保護者が居た場合、管理職中心にきちんとした責任ある説明を行う、あるいは不安を少しでも解消するような動きをとる、と言うのは当然行われていると認識している。
こちらとしては精一杯対応している。

名切文梨  放射線被曝は晩発性の症状が出るといわれているので、子どもたちの将来が不安だと訴える保護者に、責任の所在を聞かれた校長先生は、「私は責任を取りません」と仰っている校長先生がいる。
そういった先生にはどのような指導・助言を教育委員会としてすべきと考えているか。

課 長
そういう状況の日光に連れて行くことで、校長自体には説明をきちんとして了解をいただくというところについては、教育委員会としても指導するべきだと考える。
たしかに、日光市には厚木市の基準よりも高い空間放射線量を超える地点がいくつかあることは重々承知しているし、学校も同様だと思うが、そうした中で、できるだけ安全に子供たちが見学コースを回れるようなデータを確認しつつ、実施ができるように支援している。

名切文梨
教育長ははっきりと校長先生の責任の下で決定すると明言されているが、保護者に対して、責任を取らないという先生がいらっしゃる。
教育長の定例会でのご意見と合致しない。
どのような指導・助言をすべきか、教育長にお答えいただきたい。

課 長
今回の状況で、日光に1泊2日の修学旅行に連れて行くということで、いわゆる被曝の被害にあうどうのこうのというのが、どれだけ科学的な根拠を持っているのかという検証をしないと、校長に対して責任追及はできないと考えている。それは慎重にしなければならない。




子どもの被曝の科学的な根拠の検証についてできないのに、日光市に連れていくことを承知している厚木市教育委員会。
不安になるのは当然です。
しかし、その不安を取り除くことのみに力を注ぐ厚木市の教育現場。
校長の責任問題については、慎重にしなければならないという厚木市教育委員会。
最も慎重にしなければならないことは、子どもの心と体の健康被害、被曝についてです。
被曝について、専門家の意見を聞いて判断した以上、責任はもつべきです。
教育者として。大人として。人として。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

2017-10

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

プロフィール

 

名切 文梨

Author:名切 文梨
(なきり ふみな)
1967年1月12日生まれ。
北鎌倉女子学園高校卒業。
兵庫女子短期大学食物栄養学科卒業。
ソニーPCL、日本経済新聞社を経て、フリーのアナウンサーに。
2007年厚木市議会議員選挙に民主党公認候補として出馬し、2658票をいただいて初当選。
現在3期目です。

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

 

 

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

 

 

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。